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食の安全やアレルギーの増加などが問題視されている今、身近にある自然素材を有効活用し、環境と調和させながらつくっていくオーガニックガーデンが見直されています。
自然環境への関心が叫ばれている中で、身近な私たちの周りの小さな世界だけでも、化学薬品を使わない環境にやさしいガーデニングを楽しむには…。
そんな思いから難しくない、あなたの庭でできるオーガニックガーデンを目指してみましょう。 |
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「オーガニック」とは直訳すると「有機の」という意味で、狭義には「3年以上、石油化学合成肥料を使わずに生産された無農薬の農産物」をさします。米国では多くの州や民間団体が、農産物や加工品について「オーガニック」の規格を制定しており、それに基づいた生産・販売・検査が行われています。つまりは、肥料や農薬などによる化学物質を排除することをいいます。オーガニックガーデンとは、鑑賞目的の園芸植物だけでなく、野菜やハーブ、果物等を混植し、自然の恵みを活かしながら、庭に盛り込む要素を有機的に関連し合うようデザインされたガーデンなのです。
この考え方は、「パーマカルチャー(Permanent Agriculture:永久的農業の略)」につながります。私たちの家庭空間、庭そして地域全体で「生産的」で「生態系に優しい」生き方をしていくこと、その「パーマカルチャー(Permaculture)」の原理は、"もっと持続的な生活スタイル"を求める様々な多くの技法を取り巻き、生み出されました。パーマカルチャー・システムの基本は「再使用・リサイクル・減らす」です。
各エネルギーそして資源の無駄を防ぐために「全体的機能を向上するためのシステム」を創り出す事により、人間も自然環境も一緒に この「次第に減少しつつある貴重な資源」をもっと効率的に保護する事ができるようになるのです。
そうはいっても、それは難しいことではなく、大切なのは「計画する」ことです。
少しずつ"オーガニックなアイデア"を採り入れるだけで、あなたの庭に素敵な世界を生み出す事ができるのです。 |
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肥料には、ご存じのとおり化学(無機)肥料と有機肥料があります。
化学肥料は「人工」の科学的な塩分で、吸収が早く短期間で急激な成長が可能でいわゆる速効性があります。「有機的」といわれる化学肥料はには遅効性のものがありますが、肥料成分またコーティング物質の化学物質が土壌、そして植物に蓄積されることが心配されています。
一方、本来の有機肥料は、生物体(植物、動物の排泄物、魚、骨粉など)から作られたもので、窒素、リン酸、カリウムなどの要素が長期間、ゆっくりと持続します。これらは、粉末で市販されているものもありますが、自分の庭の中で自然の循環作用を活かして作ることもできます。
森ではすべてが循環しています。自然に十分な時間が与えられ、そのままにされている限り、生きとし生けるものは木々を養うために自然に還ります。樹木から落ち葉が落ちたらそのままにしておけば自然の肥料となるのですが、植物が落ち葉に覆われて蒸れてしまう場合は、庭の片隅に寄せておくだけでもよいのです。芝生の場合は芝刈り機を使って積もった落ち葉と一緒に刈り取ったり、剪定した枝葉や雑草などをチップ化したものを、一箇所に積んでおきます。粉砕することで嵩を減らし、数週間に一度切り返すことで堆肥になります。
堆肥化のプロセスには熱が必要で、夏では2〜3ヶ月ですが、秋から冬でも5〜8ヶ月でできます。また、堆肥となる原料を分解するには、バクテリアなどの土壌微生物やミミズなどの生物の力を借りるために既存の土を混ぜると促進されます。生ゴミ(肉や脂以外)もよい堆肥の原料になりますが、庭に十分なスペースがなかったり、悪臭などが気になる場合は、市販のコンポスト容器を利用してもよいでしょう。
出来た堆肥は、植物の根元にマルチングすることもできるし、秋冬に土壌改良材として土にすき込んでもよく、多すぎて害が出るということはありません。
なぜ堆肥がよいのかというと、堆肥には土壌を一新させる働き、つまり土壌に栄養物や微量元素(マグネシウム、マンガン、鉄など)を加えて、自然のままに土壌を健康にさせるプロセスを促進させるからです。家庭から出る有機ゴミを削減し再利用することで、資源エネルギーの節約にもなるのです。 |
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オーガニックガーデンを目指すなら、もちろん出来る限り農薬や殺虫剤の使用をやめるべきです。
しかし、夏場に多湿になる日本では特に、病気や害虫の発生によって植物そのものが大打撃を受けることがあります。
そんな時には、植物や昆虫といった自然の力を見方にする方法があります。
ある種の植物を一緒に植えることで、害虫の忌避効果や作物に良い影響を与える植物をコンパニオンプランツといいます。
◆代表的なコンパニオンプランツ◆
○ローズマリー
・・・アブラムシ、イモムシなどを防ぐ。アブラナ類、マメ類、ニンジンなどに。
○サルビアコクネシアなどセージ類
・・・アブラムシを防ぐ。
○ニンニク、ラッキョウ、タマネギ
・・・きゅうりのつるわれ病、ナスやトマトの青枯れ病を防ぐ。
○ニンニク、ニラ、ミント類、ナスタチウム
・・・アブラムシを防ぐ。
○ラベンダー
・・・アブラムシ、アリを防ぐ。
○マリーゴールド
・・・ネグサレセンチュウを防ぐ。根菜類、トマト、ジャガイモ、マメ類に。
○バジル
・・・トマトの生育を助け、味を良くする。 |
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などなど、そのまま料理に使えたり、寄せ植えとして楽しめそうな組み合わせもあるので、取り入れてみましょう。
その他、害虫の天敵を集めることによって成育を助けてくれる植物もあります。
例えば、白クローバーは、アブラムシ、ヨトウムシの天敵であるゴミムシの発生が増やすので、キャベツやブロッコリーと一緒に植えると効果があります。また、ミント、ディル、キャラウェイ、アスター、ヒマワリ、マリーゴールド、コスモス、ダリア、コーンフラワーなどは、害虫の天敵に花粉や蜜を与えることで、植物を守ります。カマキリはバッタやケムシ、チョウなどを補食し、ナナホシテントウはアブラムシやコナジラミを食べるといわれています。
しかし、このコンパニオンプランツも植物によって悪い組み合わせがあります。
たとえば、ネギ類と豆類、ローズマリーとジャガイモ、ボリジとキャベツ、トウモロコシやジャガイモとトマトなどですが、生長を遅らせる結果になってしまうため注意が必要です。
コンパニオンプランツである程度の害虫の防除は可能ですが、まったく無くなるということはありません。少しくらいは自分の手で処理したり、手をかけてあげることもまた、オーガニックガーデンならではの楽しみと言えるでしょう。 |
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まず、どんな庭にもいえることですが、農薬や化学肥料を使わない分、より庭が健康な状態でいられるよう環境を整えることが必要です。
◆チェック事項

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日当たり・風通しが悪いと病気などが発生しやすくなります。茂りすぎた高木や生垣は枝をある程度剪定して、整理しましょう。 |
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土壌は、あらかじめ堆肥などをすき込んで、保水性、保肥性、水はけをよくします。またpHを調べ偏っていたら、酸性の場合は石灰、アルカリ性の場合はピートモスを加え、pHを6.5を目安に調節します。 |
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植物を植える際は、十分にプランをしてから行います。
畑と違い多種の植物を植えることになるので、植物が好む水分や日光量に応じてグループ分けします。また、手入れのための通路や風通し、日当たりを考慮して植える位置を決定します。 |
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キッチンガーデンとして楽しむには、家から庭空間を考えてプランすると効果的です。
ハーブ類やネギなどの薬味はキッチンのそばに植え、欲しい時に必要な分だけ簡単に手に入れられるようにすると便利です。
メインに来る野菜を育てる空間では、マメ類やカボチャなどのつる性のものをトレリスやフェンスに絡ませたり、レタスやセロリ、ニンジン、シュンキクなど葉が直立するものなどは、葉や草姿によって組み合わせます。その際、太陽の方向も考え丈の高い植物が他の植物に陰をつくったりしないよう、注意します。もちろん野菜類だけでなく、刈り込んだ低木類で縁取りしたり、グラス類を取り入れたり、ハーブ類のコンパニオンプランツとの組み合わせやオブジェなどを楽しんでみましょう。
シンボルツリーや生垣を、年一度収穫するだけの果樹などにすればさらに楽しみが広がります。
これらの果樹は、人間や他動物に果実を与えてくれるだけでなく、騒音や粉塵のガードになったり、快適な気温に保ってくれ、鳥たちの憩いの場になります。
その代わりに鳥たちは、害虫などを食べてくれるのです。 |
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| まずは、少しずつゆっくりと来年の収穫を楽しみに、出来ることからあなたのオーガニックガーデンを始めてみましょう。 |
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