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| 住まいと町並みに潤いを与える生垣は、あまり広くはない日本の住宅敷地で、住み手も道行く人も楽しめる緑のステージです。樹種や植え方など工夫して、町並みを素敵にする生垣をつくってみましょう。 |
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日本では昔から、隣地との境界や家の囲いに植物を用いた生垣がありました。
生垣は、町並みに四季おりおりの彩りを与えてくれ、私たちの心をなごませてくれるだけでなく、 騒音をやわらげたり、空気をきれいにしてくれる働きもあります。
また、樹木は水分を多く含んでいるので燃えにくく、火災が広がるのを防いだり、地震による倒壊に強いなど、防災上からも優れた効果を発揮します。生垣は、境界、遮へい、防風、防塵、防音、保安、プライバシーの確保などが主目的ですが、合わせて環境美化も含まれています。
ありきたりの生垣はつまらない印象を与えかねませんが、工夫次第で家の中からだけでなく、道行く人も四季の変化を楽しめるようになります。生垣でもっと緑を楽しんでみましょう。 |
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目隠し、景観、庭の中の仕切りなどの機能や、高さ、使用する木の種類によって、様々な生垣があります。
生垣には、芽吹きが良く、刈り込みに適し、下枝が枯れない病害虫に強い木を使います。
また、その土地の気候に適した樹種を選ぶことも大切です。また、本来大きく生長する木を剪定によってコンパクトに仕立てることも可能ですが、それなりの労力が欠かせません。
欲しい生垣の高さより、生長した時の大きさが少しだけ高くなる品種を選んで植えることが、手入れを楽にする秘訣です。 |
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実のなる木があれば、冬にはいろんな鳥が集まります。色鮮やかな実は、花や緑の少ない冬の庭のアクセントにもなります。もちろん種類は多く、しかも大木のほうがよいですが、スペースがなければ、1、2本の樹木でも鳥はやってきます。 |
人の立ち入りや視線を避ける
イチイ、カイズカイブキ、カナメモチ、サカキ、マサキ、ヒイラギモクセイ、サザンカ、シラカシ、アラカシ、ウバメガシ、キョウチクトウ、ニオイヒバなど |
| おすすめの樹種 |
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| トウネズミモチ "トリカラー" |
シルバープリペット |
アカバナトキワマンサク |
| 新芽は赤みを帯び黄色の斑入りで生長とともに色が濃くなり、一年を通じて葉色の変化が楽しめる。 |
白い覆輪が一年中美しく、6〜7月頃白い花も咲く。軽やかな印象の生垣に最適。 |
一年中暗赤色の葉で春の萌芽時は鮮やかな赤色。花も春に鮮紅色のものが咲き、人目を引く個性的な生垣に。 |
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背が低く空間を区切る イヌツゲ、ツツジ、アベリア、メギ、トベラ、ヒサカキ、アジサイ、ユキヤナギ、常緑ガマズミなど |
| おすすめの樹種 |
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| メギ "ローズグロー" |
アベリア "ホープレイズ" |
ガマズミ "ダビディー" |
| 落葉だが、春の芽立ちは薄紅色からだんだんと紫紅色に変わり美しい。 |
黄覆輪の葉でピンク色の花をつけるアベリアの最新品種。花期も長くてかわいらしい雰囲気。 |
常緑のガマズミで、春には白い花、秋には珍しいコバルトブルーの実をつける個性派。 |
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垣は、一般的には、苗木を植えて生垣に育てていきます。
始めから完成された生垣ではなく、その地でその環境に合わせて育てて形作っていきます。植える際は、丸太や竹などの支柱を取り付け、その支柱が朽ちる頃にはやがて自分の根だけでその役割を果たすようになります。その間も適切に刈り込みをする必要があります。
生垣の刈り込みは年に1〜2回、枝葉を密に発生させることと、美しい形を維持するために行います。
花や実を鑑賞する樹種は原則として年1回、花後1ヶ月後に行います。
緑を楽しむ樹種は原則として年2回、春に新芽が伸びた後の 5〜6月頃と夏の終わりの9月頃に、刈り込みます。春はやや強く刈り込んでもよく、秋は軽く刈り込みます。
刈る際の注意は、根本部分の厚みが頂上部分より狭くならないようにすることです。そうすると、生垣の下側部分に十分な日光が当たらず、葉が落ちたり枯れ込んだりしてしまうからです。もし、既にある生垣の下のほうの葉が落ちてしまっていたら、春の剪定の時に思い切って上のほうを薄く刈り込んだり枝透かしをして、下まで日が当たるようにすれば、徐々に葉が生えそろってきます。また、上部しか日があたらない環境ならば、根元に日陰に強い草花を植えるようにすると、立体的になり、季節の変化も楽しめます。 |
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生け垣は樹木だけでなく、フェンスやトレリス、石垣などと組み合せることもでき、変化に富んだデザインが可能です。樹木だけではなく、つる性植物をフェンスやブロック塀に這わせても生垣を作ることができ、これだと少ないスペースで手入れも楽です。
(第25回「緑の壁をつくろう」参照)
土留めの塀や石垣には、ハイビョクシンやクリーピングローズマリー、マツバギクなどをしだれさせれば、ロックガーデン風で厚みが出て、見る人を楽しませる生垣になります。 |
○ 隣家との境界をつくる生垣

草花は濃い緑の背景をつくることで花の色や形がくっきり生えます。奥に背の高いもの、手前に行くにしたがって低いものを植えて境界をソフトに見せます。
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○ 道路から見た生垣

高い生垣だけでは圧迫感を与えます。手前に低い生垣で彩りを添えたり、高さのある場合は垂れる植物を使って道行く人も楽しめる生垣にします。
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近年、都市緑化計画などにもあるように、美しい町並みづくりに生垣が見直されています。市町村などで生垣をつくるための樹木を提供したり、助成金を出すところも増えてきています。
外から一番目につくところだからこそ、町並みや住宅、そして住み手の個性にあった生垣で、おしゃれに演出してみましょう。 |
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