 |
 |
 |
 |
 |
野山に自然の餌が少なくなった冬は、庭に小鳥達を集めたり、バードウォッチングを始めるのに最適の季節です。ふだんあまり見かけない種類の鳥たちを、身近に見ることのできる機会が多くなるからです。
寒い冬、野鳥たちは群れをなして暖まろうとし、人間のところにも近づいてきます。鳥と人とが近寄る、冬ならではの庭の楽しみを発見してみましょう。 |
 |
|
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |

スズメやカラスなどは1年中街中に住んでいますが、多くの鳥たちは、ふだん山の中などの自然の中で暮らしています。しかし山のように、冬がいち早くやってくる場所では、食べるものがすぐに少なくなり、鳥たちは山の中から街中へ、一般の家の庭へ庭木になった実を目当てにやってきます。
冬は、木々の葉が落ちて見通しがよくなり鳥の姿も見つけやすいので、ふだん人がいると近づかない小鳥を『バードウォッチング』するには、絶好の季節です。自分の庭で小鳥が楽しげに餌をついばむ姿を眺めたり、鳥の声に耳をすましたりするのは、とても楽しく心のやすらぎを与えてくれます。 |
◆ツグミ [体長:約24cm]
眉班(人間だと眉毛にあたる所にある模様)が白っぽいこと、止まっているときにつーんと上を見ているように姿勢がいいこと、ケケッ、ケケッという鳴き声が特徴。
ツグミの仲間で外側の尾羽の先が白いシロハラ、お腹が赤く背中はオリーブじみた褐色をしたアカハラもよく見かける。 |
 |
 |
◆ウグイス [体長:約14.5cm]
春になるとホーホケキョと鳴くが、薮の中に居るのでなかなか姿を見ることができない。
冬になると餌が少なくなるのか、柿など甘いものを目当てに姿を見せる。
囀らない時期はチャッチャッと歯切れの良い声で鳴く。 |
◆メジロ [体長:約12cm]
背が緑、わき腹は茶褐色。日本全国に分布し、北海道・本州北部や山地では夏鳥、本州以南の平地では留鳥あるいは冬鳥。
小型の昆虫を食べたり、ツバキやウメの花の蜜や熟した柿など、甘い汁を好む。 |
 |
 |
◆シジュウカラ [体長:約15cm]
人家近くの林や公園にすむ留鳥。頭は黒くほおが白で、胸に黒いネクタイをしているように見える。
昆虫や果実、またくるみやピーナッツなどのかたい種子を好む。 |
◆ヒヨドリ [体長:約28cm]
尾が長めでほっそりしており、足は黒褐色で短いのが特徴。
見ためはかわいらしいが、大声で鳴くのでうるさく感じることもある。意外と警戒心が強い。
果実やクモなどの小動物も食べるが、メジロ同様、花の蜜や甘い汁も好む。 |
 |
 |
◆オナガドリ [体長:約37cm]
平野部の林に棲息する留鳥で、尾が長く、広げるとくさび形になる。頭は帽子をかぶっているような黒、翼と尾は青灰色、尾の先端は白。
姿に似合わず、ゲェーイケイケイと、にごった大声で鳴く。
餌は、昆虫や果実のほか、パンなども好む。 |
|
|
|
| その他、庭へよく来る鳥は、コゲラ、ヤマガラ、アオジ、ビョウビタキ、エナガ、キジバトなど。地域によっても違うので、図鑑片手に観察してみましょう。 |
|
 |
 |
 |

実のなる木があれば、冬にはいろんな鳥が集まります。色鮮やかな実は、花や緑の少ない冬の庭のアクセントにもなります。もちろん種類は多く、しかも大木のほうがよいですが、スペースがなければ、1、2本の樹木でも鳥はやってきます。 |
■高木

ハナミズキ、ヤマボウシ
(ミズキ科) |
ヤマモモ
(ヤマモモ科) |
ソヨゴ、クロガネモチ、 ウメモドキ
(モチノキ科) |
 
ハナミズキの花と実 |
 |
 ウメモドキ |
トウネズミモチ、ネズミモチ
(モクセイ科) |
モッコク、ヒサカキ
(ツバキ科) |
  トウネズミモチの木と実 |
  モッコクの木と実 |

■低木

ピラカンサ
(バラ科) |
ナンテン
(メギ科) |
コムラサキシキブ
(クマツヅラ科) |
 |
 |
 |
センリョウ
(センリョウ科) |
ヤツデ
(ウコギ科) |
 |
 |
|
色では、赤い実ものがよく目立ちますが、黒や白の実も、鳥は好みのものを目ざとく見つけます。
ナツヅタやリュウノヒゲの葉の付け根につく目立たない実や、ツバキやモクレンなどの花の蜜を好む鳥もいます。選択肢を多くすればするほど、いろいろな鳥が遊びに来てくれる可能性が増えます。
そして鳥が食べた後、フンにといっしょに落とされた種から、いろいろな植物が芽を出すこともあります。自然落下した種よりも、栄養分にくるまれたこれらの種は発芽率も高く、庭に思いがけない植物を増やしてくれます。これも庭にとってちょっとしたプレゼントのようなものです。 |
|
 |
 |
 |

鳥が好む実のなる樹木がない場合、餌を用意すれば鳥たちはすぐに集まってきます。餌は、みかんやりんご、パンくず、ひえ・コーン・ひまわりの種、牛脂などを好みます。猫などの動物に狙われにくい場所を考えて置くことも大切です。
しかし、餌だけがあっても鳥はすぐ行ってしまいます。本来鳥が好むのは、留まったり巣をつくったりできる樹木と、自然の恵みによる食べ物です。そして、水を飲んだり水浴びできる自然の水辺があれば、鳥にとって最高の環境になります。餌台や水飲み場を庭に作って工夫をこらしたり、バードバスなどを置いたりといったこともよいですが、常に新鮮な餌や水を用意する気配りが必要です。
鳥が好む材料でつくったリースは、庭のアクセントと鳥へのプレゼントになります。リースの土台にモミなどのコニファーの枝を挿してベースを作り、姫リンゴやみかんなどの果物や、クリスマスホーリーをはじめ赤い実やコーンなどを飾ります。 |
|
 |
 |
 |

家の庭だけでなく、マンションやアパートのベランダなど都会の真中でも、実のなる木の鉢植えや餌付けで小鳥を呼び寄せることはできます。しかし、注意をしないと糞(ふん)や鳴き声などの害や、本来都会で生きられるハトやカラスなどを呼び寄せたりといったことも起こり得ます。
野鳥を招くには、野山に餌がない秋から冬にかけて餌付けをするのが効果的で、あくまでも、野鳥には自然界で生き抜く力を奪うようなことは避けるべきです。過剰に餌を与えないようにしましょう。
農薬などを使わない庭には、自然に木や草花に種や実がなり、虫やミミズ達がいて、自然の生態系のバランスを保っています。そこには自然に鳥たちが集まってくるものです。 |
|
 |
 |
 |
| 庭へ出るのもおっくうになるほど寒い日、暖かい窓辺で鳥たちの姿を眺めるのは、心豊かになるゆったりとした時間です。今もそしてこれからも、あなたの庭が人と動植物にとってサンクチュアリとなるように、健康な庭づくりを今年の目標としてみてはいかがでしょうか。 |
|
 |
 |
 |
|
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |


 
“JXDA会員募集!!”

JXDAでは、これからの環境を考えた、健康でサスティナブルな緑空間づくりを推進するJXDA会員を募集しています。
会員の方には月に1回、JXDA会報誌「WATER WISE PRESSウォーターワイズ プレス」をお届けします。
その他、セミナーやイベントなどのご案内も随時お送りします。
- ◆一般会員◆
年会費 6,000円
(JXDA会報誌「WATER WISE PRESS」1部500円×年12冊含む)

お申し込み・お問い合わせは h2o.team@xeriscape-jp.org
まで。
NPO法人 日本ゼリスケープデザイン研究協会(JXDA)
〒187-0021 東京都小平市上水南町1-24-16-6
TEL : 042-359-6571 FAX : 042-327-6277
http://xeriscape-jp.org |
|
|
|
|
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
“緑のある暮らしフォーラム”は、21世紀の暮し方を毎月みなさんで考えて行くコーナー。
みなさまからのご意見やご感想を募集しております。
お気軽にお寄せください。
|
|
| 毎月、掲載のお知らせをメールマガジンにてお届け致します! |
 |
|
 |
 |
 |
 |
 |
 |