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まだまだ春は遠く身の凍るような寒さを感じますが、そんな中で花木は冬に耐え、まだ寒い中で一番に花を咲かせ、早春の訪れを告げてくれます。
早春に咲く花木は、香りのあるものが多く、落葉樹で枝いっぱいに花を咲かせるものは、一足早く庭に春を切り取ってきたように感じさせてくれます。一度植えれば毎年花を咲かせる花木は、自然の力強さで彩る家の良きパートナーとなります。 |
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他の花々が遠い春を待つ間、ひとり可憐に咲くツバキは、数少ない冬の主役です。日本人は昔から、その凛とした風情を楽しんできましたが、欧米でもカメリアと呼ばれ人気があります。夏の間は、濃い緑色の葉だけで目立たない存在ですが、寒くなってくるととたんにその魅力を発揮します。
ツバキとサザンカはよく似ていますが、ツバキがポトリと花ごと落ちるのに対して、サザンカはばらばらと花びらが散る、またツバキの葉は大きくてつややかであるが、サザンカは小振りであまり照りがない、ということが挙げられます。好みにもよりますが、ツバキだと一輪の花の美しさを堪能する和風な感じに合い、サザンカは、生垣にすると遠めからみたらバラのように華やかに、冬の庭を彩ります。
 ▲ツバキ |
 ▲サザンカ |
ツバキの花期は早春2〜4月が主ですが、寒椿といって12月頃から咲くツバキもあります。サザンカの花期は秋10〜12月ですが、これも春サザンカといって春咲くサザンカがあり、よく似ていてまぎらわしいですが、どちらも冬から春を代表する花木です。 |
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落葉樹が葉を落とし、宿根草の多くも地上から姿を消すこの寂しい時期に、元気に花を咲かせてくれる花はあります。おすすめのものを紹介します。 |
○早春の黄色の花々

早春から咲く花には、黄色のものが多くあります。黄色という色は、最も虫に見つけられやすく、原始的な花の色といわれ、太陽の光をより多く集め、周囲を明るくしてくれます。この時期だけに咲くアーリースプリング・イエロー、どの黄色と春を迎えますか。

ロウバイ
ロウバイ科/花期:1〜2月/落葉低木
冬の最中に咲く半透明の花は蝋細工のように繊細で、ウメの花に似た香りも楽しめる。 |
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マンサク
マンサク科/花期:2〜3月/落葉低木
黄色いリボンのような花がつき、名前の由来は「豊年満作」とも春に先立って咲くので「まず咲く」とも言われている。 |
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オウバイ
モクセイ科/花期:2〜4月/落葉半つる性
梅の花に似た黄色い花。中国では「迎春花」と呼ばれる。 |
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トサミズキ
マンサク科/花期:3〜4月/落葉低木
淡い黄色の花が稲穂のように垂れてかんざしのように見える。ヒュウガミズキは全体的に小型で花穂も短い。 |
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キブシ
キブシ科/花期:3〜4月/落葉低木
小さなベルを繋げたような花穂を、枝からたくさんぶらさげる趣のある姿。 |
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○日本古来の早咲きの花

古来より、日本の春を告げる梅と桜。早春の代名詞である梅は、その香りとともに日本らしい風情ですが、その前に咲く桜もあります。日本庭園だけでなく、海外の庭でも人気があります。

カンヒザクラ
バラ科/花期:1〜3月/落葉高木
緋色の花はうつむきがちで開ききらない。沖縄では1月頃から咲き、「桜」というとこれが通っている。関東以南向き。 |
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ウメ
バラ科/花期:2〜3月/落葉高木
万葉の頃より日本の早春を代表する花。サクラよりも早くまだ寒中に咲き、多くの種類や花色がある。6月頃梅の実もなる。 |
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○香りや質感などの個性のある花木

庭のちょっとしたスペースに、小さくても存在感のある花があると、ぱっと明るく感じます。よい香りがあったり、やわらかい穂先やとげのある葉など、香りや質感で庭に変化を持たせる、春を感じさせる植物を脇役に入れてみましょう。

ビブルナム"ドーン"
スイカズラ科/花期:3月/落葉低木
房状にかたまって咲く花は、つぼみは赤桃色、開くとピンクで芳香がある。生垣にも向く。 |
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ジンチョウゲ
ジンチョウゲ科/花期:3〜4月/常緑低木
香りで春の訪れを知らせる代表的な花。葉が斑入りになったものは花の時期だけでなく個性的に庭を彩る。 |
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ネコヤナギ
ヤナギ科/花期:3〜4月/落葉低木
枝先に灰白色の猫のしっぽのような花芽をつける。切り花にもよく使われる。 |
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ヒイラギナンテン
メギ科/花期:3〜4月/常緑低木
冬のイメージが強い植物だが、春に咲く花は力強く華やか。 |
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○今から鉢植えで楽しめる花木

今花がついている鉢花も、上手く管理して春に庭に降ろせばそのまま庭木として成長するものもあります。小さな鉢でも、うまく根付けば意外と大きく育てることができます。逆に、鉢植えのままだと水の管理が必要で、そのままだと来年も花を咲かすのは大変です。エリカやヒースは、本来乾燥に強い植物なので、庭で手間をかけずに育てられます。

エリカ
ツツジ科/花期:11月〜4月/常緑低木
ヒースともいわれ、原産地はヨーロッパ系と南アフリカ系があり多種にわたる。ジャノメエリカは細い枝に壷型の小さい花が沢山咲き、耐寒性があり庭植えもできる。 |
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ギョリュウバイ
フトモモ科/花期:12月〜4月/常緑低木
ニュージーランドの国花で、小さな花が枝に沿って咲くのが可愛らしく庭先にも植えられる。花色は赤、ピンク、白などがあり、一重咲きと八重咲きがある。 |
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| ある時、ふと見たらつぼみがふくらんでいる、香りがする、そんな時、まだ寒さが残っている中でも、確実に春が訪れているんだと感じさせてくれます。そして、毎年家族とともに成長していく花木、自然の摂理は毎年途切れることなく続いてゆきます。あなたの家に春を告げるパートナーはどの木でしょうか。 |
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