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“緑のある暮らし”フォーラム
第41回 冬を楽しむ バックナンバー
今年の夏は猛暑で冬は暖冬かと思いきや、真冬なみの寒さが続いています。
庭には何か咲いていますか?
寒さへの備えは大丈夫でしょうか?
寒い外ではなく暖かな室内でも緑を楽しんでますか?
本格的な冬を前に、今できること、しなければならないこと、考えてみませんか。

冬の花
この時期に咲く花は少ないです。12月とはいえ最近の都市は暖かくなっていますので、土が凍らない地域ならば、まだまだ植物の植え付けができます。
また、コンテナに植えるならば、暖かい南側などに置くことで、地面よりも安全に植物を植え付けることができます。買ったまましまったおいた球根を植えたり、(花の咲くのは通常よりも遅くなりますが)、クリスマスやお正月の寄せ植え、初春の寄せ植えを作ってみましょう。また、ガーデンシクラメンと呼ばれる黒のポットに入ったミニシクラメンならば、地植えにすることもできます。この場合は、落葉樹の下などで、霜のかからない乾いた地面に植えるのが適しています。
冬の果実
今の時期に庭でとれる代表的な果実といえば柑橘類。ユズやキンカン、ナツミカンなどですね。ユズは、薬味として使ったり、砂糖づけなど食用とするほか、取り除いた種を集め柔らかく砕いて袋に入れ湯船に浮かべます。その袋で体をこすると美容にも良いです。もうすぐ冬至ですので、まるのまま浮かべるユズ湯も贅沢ですね。ユズが1本あると、蝶の食餌植物としても、実用としても大いに役立ちます。
ナツミカンは、そのまま食べても、皮をオレンジピールのようにしてもいいです。

冬の赤
赤や黄の葉が落ちてしまった後で、赤の実は何よりも目立ちます。
鳥たちへの恰好の目印です。ヒメリンゴは食用にはしませんが、この時期の鳥の恰好の食用です。他にも、ピラカンサ、ガマズミ、ナンテンなど赤い実の付く物沢山あります。
鳥は食べる順番があるようで、ヒメリンゴの実は早くなくなりますが、ピラカンサなどはまだまだ後です。いよいよこれを食べ出すと春も近いなあと感じます。
あなたの庭には、何か動物が訪れるでしょうか。自分でも知らないうちに、何かを養っている…ということがあるかもしれません。

ヒメリンゴ

ピラカンサ

ナンテン
芝生の手入れ
今暖かい地域では、まだコウライシバの緑も残っていますが、芝生も休眠に入ります。西洋芝は、冬でも鮮やかな緑が残るのが特徴ですが、生育は休止しており、寒冷地では白く枯れてしまうこともあります。いずれもここに特筆したのは、この時期に芝生の間に生えている雑草を抜いてしまうのが、ポイントだからです。春になると大きく育ってしまい、また、芝生も成長を初めますので、今の時期の暖かい日中を利用して、除草をすることをお勧めします。

防寒のためのマルチング
樹木や宿根草のクラウンや根が、寒さや凍結によって損傷するのを防ぐために、根元周りにウッドチップや敷きわら、落ち葉の細かく裁断したものを敷きます。

材料をマルチ、この作業をマルチングといいます。マルチングは、地面が凍るような晩秋で最も寒い時期の前、できればひどい霜が降りた後に行うとよいです。植物も休眠状態にある今の時期がおすすめです。冬のマルチには、麦わらや干し草、松葉のような雪や氷の重さで圧縮されない素材が適しています。

絶対にマルチが必要という訳ではありませんが、 例えば丸のままの落ち葉に埋もれているよりも、それを取り除いて細かく砕いた材料でマルチをされている方が、 雨も浸透するが普段は暖かな布団に覆われていて、植物の生育には好ましいのです。 特に、晩冬から早春には、土壌が晩には凍り、日が出て暖かくなると解けるという凍結融解が起こりやすく、 その繰り返しは、小さくて根の浅い植物を土から持ち上げてしまいます。すると植物の根が露出し枯れてしまいます。 (子供の頃に目にした麦ふみもその予防の一環です)冬のマルチは、地温を一定に保つので、 こうした現象を減らします。

冬の鉢花
しおれたり、成長不良が外見からわかるものを避けます。値段に惑わされずに、しっかりとした株元のぐらつかない苗を選んでください。ほとんどの植物にとって、今は成長時期ではありません。ですから、最初からしっかりとしたものを選ぶことが本当に大事です。
室内の演出
外の花が少ない時期なので、室内に季節の彩りを飾ってみるのも素敵です。 赤と緑はクリスマスを感じさせますが、写真のように一足早い春の訪れを飾るのも楽しいです。場所は光ができるだけ多くあたるところが好ましいですが、ひとときと割り切って飾ることもあるでしょう。また、暖房器具の近くや温風の直接あたる場所は避けて飾ります。

いよいよ冬本番を迎えます。毎年寒くて嫌だと思っても、それだからこそ、春の訪れは何にもまして、心躍ることになります。皆さんが冬のひととき、自分なりの緑とのつきあいができ、楽しく過ごせることを祈ります。



バックナンバー
監修:小出 兼久
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URL:http://xeriscape-jp.org
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