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| あなたの庭には、どんな樹木があっているのでしょうか? 選び方、配置、移植、などについて考えてみましょう。
樹木たちは、みなさんのお庭の空間に一生のパートナーとなる提案を望んでいるのです! |

【サンゴミズキ ( Cornus alba var.sibrica ) 】
冬の寒さが厳しくなると、枝が鮮やかな珊瑚色になる。直立した樹形も美しく、葉が落ちると色がいっそう際だって、風情がでる。冬の楽しさを与えてくれる落葉低木。 |
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庭の樹木は、日照条件や敷地面積によっても多様な選択肢ができる大切な一つです。住まい手の個性や思い出、四季折々の変化など樹木類の持つ表情によっては楽しめることが沢山あります。
樹木についての知識として簡単にふれると、まず大きさと習性によって高木と低木に分けられます。
- <●高 木>
- 通常高さが5mかそれ以上になり、幹は基本的に1本で、雑木などでは根本から数本出る株立ちのものもあります。
- <●低 木>
- もっとも背丈が低く、根元から多く茎がでます。
木々は、広範な環境条件に適応して、様々な生育地で生育することができます。そして葉の性質によって、針葉樹類、広葉樹類、そして落葉樹と常緑樹と分けられます。葉にも対生と互生(カエデやケヤキなど)の葉のつき方や針葉樹のように束生または輪生(マツやヒマラヤスギなど)と葉自体にも特徴があることがお分かりだと思います。
- <●常緑樹>
- ある場所に一年中緑が欲しいときや緑で目隠しをしたいとき、緑を楽しみたいがあまり管理したくないときなどに活用されます。また、いわゆる緑化という意味でも活躍します。
- この場合、花よりも緑を鑑賞することが多いので、葉の色、形、樹形は慎重にすべきです。
- <●落葉樹>
- 特に花や紅葉した葉の色、落葉したあとの樹形が、個性的で造形的に変化に富んでいます。落葉樹は常緑樹にはない季節感を与えてくれるのが最大の特徴で、季節によってはある場所のフォーカルポイントになったり、強烈な印象を与えてくれる庭にはなくてはならないものです。
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樹木を配置するときは、その樹木がどのくらいの大きさになるかを知ることが大切です。狭い敷地に大きくなるものを植えると、管理や剪定が頻繁に必要だったり、また敷地が日陰になり、日常生活にも影響を及ぼしかねない環境が生まれます。植栽計画を行う上で、樹木が高木か低木かをまず確認し状況を把握しなければなりません。
もう少し詳しく言えば木の成長を覚え、理解し全体のバランスを考えることがまず大切です。例えば、庭で使用する全体の樹木類のバランスを常緑木を7割、落葉木を3割にするか、あるいは6:4にするか、空間の開きスペースや庭の機能も重要な判断材料になります。そして樹木の形やその成長や印象を考えることが重要に成ります。なぜなら選んだ樹形によってその周りの草花の選択も影響されるからです。
樹木の組み合わせに大切なことは、見た目や樹形(人工的・刈り込みであっても)、植物が本来もっている性質を知ることで、それに合った使い方、配置の仕方をしているかどうかで庭全体の表情が変わってしまうからです。
私たちプロは、植物の性質を正確に知り、それらを踏まえてアドバイスをしています。それが効果的なランドスケープデザインに不可欠な要素になるからです。
樹木の配置によって建物の印象まで一変してしまう、魅力のある樹木類は、庭の空間に一生のパートナーとなる提案を望んでいます。 |
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近年、樹木類を資源エネルギーの活用(ヒートアイランド対策や温暖化)に活かし、樹木の配置デザインを科学的に取り入れた空間を作るために、より専門的な知識が求められるようになりました。しかし、樹木類がそのような効果的に発揮できるようになるには、1軒の家の樹木が成熟するまで何年もかかってしまいます。そのため既存樹木の活用や移植を行うことを含め既存樹木の活用を提案しています。
樹木類は、他のどんな材料よりも気候を改善する力を持っているということを、多くの人たちが理解することと既存の樹木類を無駄にするのではなく活用することが重要です。しかし、一方では現実に樹木を犠牲にしているケースは今も多く見受けられます。
私自身、いちばん大切なことで努力していることは、既存の樹木類をできるだけ活かすということです。今までの経験では、必ず敷地には大小の既存の樹木が存在しています。新築するために伐採したりし興味がないなどの理由で樹齢何十年もの樹木を平気で切り倒してしまうことは、これからは避けなくてはなりません。既存樹木はそのまま利用できる方法が必ずあります。敷地の中で建物や通路のじゃまになるような場合でも、移動できるか検討してみる価値があります。
既存の樹木が高くなりすぎた場合は、樹頂を切りつめ、それ以上高くなりすぎないようにする「トッピング」という方法があります。繁りすぎて日陰をつくってしまったり、暴風に対して危険だと感じられる木にはこのような作業ができます。しかし、むやみやたらに樹形を変えることではなく樹木の性格を理解することから正しい方法で庭の計画を行うことが、やはり大切です。
手間や出費を考えるよりも、あなたの樹木をパートナーとしてあるいは家族のシンボルツリーとして、活かすことをお勧めします。子供の頃の思い出や都会で少なくなった季節感を味わえるものとして、また家族の一員として少し考えて見てはどうでしょうか。 |
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