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どんな庭にしようか、何を植えてどんなことをしようか・・・。自分の庭に夢を膨らませる時間は、楽しいものです。
さて今回は実際にいろいろな優先順位を絞り込み、デザインとコストを考えながら、実践してみましょう。 |
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新しい家の庭の場合、植物などを買い揃える前に、全体的な計画をたてることが効率と経費節約のために不可欠です。家を建て始める前に、敷地全体の計画を立ててしまうのがベストです。もし既存木があれば切り倒さずに残したり、敷地内の別の場所に移動させる計画も立てられます。また、建設工事が始まると、土壌が圧縮され荒らされてしますので、肥沃で良い土の場合はあらかじめどこかに保存しておくことも考えたいことです。
計画的に段取りをすれば、テラスや塀を含め植栽も家を建て終わるのと同時に完成させることができます。こうした作業効率には、ランドスケープアーキテクトと建築家、クライアントの綿密な打ち合わせが欠かせず、そのための費用をあらかじめ予算に組み入れておくことが必要です。日本では両者が一緒に計画を立てることがまだまだ少ないのは残念ですが、このことが資源エネルギーに関して、庭に重要な意味をもたらすのです。 |
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敷地のコンセプトを決めよう
- 1)現況調査のチェックリスト
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敷地に関する
チェック |
方位、風向き、隣地の状況と景観、街路と車の車庫状況、敷地内の高低差、境界線上の状況、既存植物・土壌・日当たりなど。 |
建物に関する
チェック |
敷地と建物の位置とバランス、間取りと開口部の位置、建物全体の外観イメージとスタイル、色など。 |
設備に関する
チェック |
マンホールの位置、給水メーター・ガスメーターの位置、電気の引き込みとメーターの位置(アプローチは特に重要)など。 |
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2)目的整理のためのチェックリスト
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| 家族構成(家族のプロフィール/趣味など)、ペットの有無と屋外スペースの必要性、駐車スペース、庭のメンテナンスにどのくらい手がかけられるか、又、どんな目的で使いたいか、取り入れたい植物、素材の整理など。 |
上記のようなチェックリストをつくり必要事項を書き出すことから、次のステップへ進みましょう。庭への要望は沢山あってもかまい
ません。その中から可能なことと不可能なことを判定し、取捨選択していくのです。実現可能(シンプル)なことのみ最良のかたちで 実現させましょう。
庭づくりには膨大な選択の可能性があります。予算や目的に応じて、納得のいく組み合わせになるよう、最善をつくしたいものです。
そのためには、無理をせずシンプルに組み立てることです。敷地の中で建物とのバランスの有無、要素を選び出し、幾つかのプランをつくり比較検討したり、混ぜたりして試行錯誤するのです。 |
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フロントヤード(前庭)バックヤード(裏庭)は、住まい手の生活と最も密着した部分です。住まい手が持っているプライベートな希望の大半はバックヤードで実現されますが、日本の場合フロントヤードがバックヤードを兼ねるなど、いろいろな環境があると思います。
思うがままに何でもつくればいいというものではなく、個々の生活形態を十分分析して、生活の動線を妨げず安全を確保した設備や機具の設置、そして、地域の環境条件にあった工夫が必要です。
1)典型的なバックヤード
芝生があり、大きなシンボルツリーが1本と周囲には草花が咲き乱れ、ベンチの置かれた典型的なバックヤードのスタイルのひとつです。
木を植える位置はこのくらい建物から離して計画すると伸び伸びと育ち、よい樹形になります。あまりスペースがない場合は、よく樹種を考えあまり横にひろがらないものを選ぶ必要があります。また常緑樹か落葉樹かによって敷地全体の日照に大きく影響を与え、下草の選択も変わってきます。 |
2)もう一つの部屋としてのバックヤード
バックヤードが建物の中に組み込まれていたり、隣地と接していたりといった問題がある場合は、プライバシーの確保や樹木を植えることが難しいことがあります。この例は2階部分のバルコニーによって光が遮られるという条件の中で、室内のリビングと連動した外のリビングとして、共存させた空間をつくって活かしています。
また、テラスではコンテナやハンキングを厳選して置き、アクセントをつけて季節感を出しています。 |
3)植物好きな、自分の楽しみのためにつくったバックヤード
ガーデニング好きな人があれこれ品種を集め、コツコツ作ったバックヤードです。丸い芝生をぐるりと囲むように、草花と木が植栽されていますが、日向には日向に、日陰には日陰に向く植物を植え、カラーリングにも注意を払ったセンスのよい大人の庭。
ただ、これだけのことをしようと思ったら、一日のうちの大部分の時間を庭で費やす覚悟が必要です。 |
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キャノピー(天蓋)状の木が庭に潤いを与える |
そもそもスペースにあまり余裕がないという場合でも、木1本の選択や配置によって表情が違ってきます。特に気象条件には大きな影響を与えます。資源エネルギーを有効活用するには、たとえ木1本でも慎重に計画して下さい。それだけで日陰をつくり建物全体のシルエットが美しくなり、草花が元気になるかも知れません。
○重要ポイント
約40m2以上ある庭には、2m〜4m前後のキャノピー(天蓋状)になるバランスのよい中高木の樹木を1〜2本入れることです。本数はそれ以上は必要ありません。落葉と常緑、あるいは花木かを選択し、樹木を中心に草花や生垣を考え、花壇やテラスなど機能性を考えてつくっていくと庭に変化が生まれます。夏、高温多湿な日本ゆえに、木をうまく取り入れて敷地を有効活用することが大切です。意外とこのことが出来ないで大きなミスを犯し、植物にストレスを与えていることが多いのです。 |
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・・・次回は樹木、特に都心の限られたスペースに向く樹木についてご紹介します。 ご期待ください! |
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“緑のある暮らしフォーラム”は、21世紀の暮し方を毎月みなさんで考えて行くコーナー。
みなさまからのご意見やご感想を募集しております。
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