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| 住まいの計画を立てる時に、忘れてならないことは、人間誰でも歳をとるということです。これからの住まいづくりのポイントは、何といっても「加齢配慮」にあります。現在、ご家庭に年配の方がいらっしゃる場合は、その方の要望を十分に聞いて、建築計画に反映させましょう。加齢に配慮した住宅は、子供にとっても、また自分たちにとっても安全で住みやすい住宅なのです。 ここでは、今までに住宅を建てた多くのお客様の経験をもとに、高齢社会の住宅設計のポイントを考えてみましょう。 |
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高齢者の特徴
高齢者と一口に言っても千差万別。ただし、共通するのは本人が自覚していなくても身体機能が低下し、反応が遅くなったりすることです。重要なのは活動的な高齢者にどう配慮するか。つまり、動くことによって起こりやすくなるケガや家庭内事故をどう未然に防ぐ設計をするかなのです。また、高齢者は自宅の中で過ごす時間が長くなります。家族との適度なストローク(接触)を設計に活かすことも必要です。
建築計画の留意点
1. 自分たちの将来を考えた計画か、今高齢者と一緒に暮らすための計画か。
2. 高齢者の方と家族は、今何歳で、5年後、10年後、15年後に何歳になるか。
3. 高齢者と共同生活か、同じ屋根の下だが全く別に暮らす。
4. 長い人生で培ってきたライフスタイルの特徴を考慮する。
純和風が好き・お風呂好き・早寝早起き・物持ちがよい・お茶好き・テレビ好き
5. 住宅内での活動内容を整理する。稽古ごとの先生・友人を呼んで遊ぶ
(囲碁、将棋、カラオケ等)・コレクション・絵画、書道、音楽等の趣味・研究読書
設計上の留意点
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間取り
トイレは高齢者の居室からあまり遠くならないように配置し、夜間でもすぐに用が足せるようにします。フロアごとに設置されていれば使いやすくなります。
照明
60歳代の人は、20歳代の人の3.2倍の明るさが必要といわれています。明るさに十分配慮するとともに、残照式照明や足元灯などの利用も考慮します。また、スイッチは大型の蛍スイッチがよいでしょう。
採光
室内の雰囲気を明るくするためと、冬の暖かさを考慮した日当たりを研究します。サンルーム等の設計で考慮に。
温度
温度差のショック(ヒートショック)を和らげるために、家中の温度差をできるだけ一定に保つ工夫をします。
安全
1. 硬い建材、尖った材料は使わないようにします。
2. 門から玄関までのアプローチは緩やかな勾配がベスト。
つまずきを未然に防ぐとともに、車椅子利用の 時も便利です。
3. 階段は勾配を緩くし、手すりを設置します。踊り場を設ければ、
万一落下した時も途中で落下を防げま す。廊下や階段には足元灯を設置します。
4. 浴室は、床段差の解消とともに、ノンスリップ床、手すり、腰掛け、
半埋め込み型浴槽、緊急救出機 構付き浴室ドアなどの採用で安全に配慮します。
5. 緊急ブザー(トイレ、浴室、個室)、ハロゲン調理器、防災カーテン
・カーペット・壁紙、不燃材・畳などの採用も検討してください。
使いやすさ
車椅子を利用の場合、廊下の角やサニタリーなどに回転できるスペースを確保します (1.5m四方)。床段差の解消はもちろん、通路幅は85cm以上を確保します。また、トイレなどドアに引き戸を多く採用します。レバー式のドア・ハンドル、高さ調整キッチン、洗面台、トイレなども検討してください。
清潔
丸洗いできるトイレの検討、ホコリが溜まりにくい設計(長押、棚上など)、防湿防カビなどに配慮します。 |
暮らし方のポイント
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1. おじいちゃん、おばあちゃんと楽しく暮らす。それは将来、自分たちが歳をとった時に、子供や孫と一緒に暮らす時のイメージでもあります。歳をとったといっても、自立した生活は誰もが望むもので、家族の役に立ちたいという気持ちもあります。お互いに尊重し合いながら、役割分担や生活ルールを決めていくとよいでしょう。
2. お年寄りの心配だからといって、外と隔離するような生活スタイルではいけません。友人・知人が出入りしにくくなるものです。そうかといって、一つ屋根の下でまったく独立して生活するのも考えもの。わが家のそれまでの生活スタイルを基本に最良な距離を考えて、お互いが楽しく暮らせるような住まいづくりを考えてください。 |
あると便利な住宅資材
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1. 車椅子が楽に通れる三枚引き玄関引き戸
2. 緊急救出機構付き浴室ドア
3. 電動式シャッター雨戸
4. パワーアシスト・ドア
5. 照明用リモコン、センサー付き廊下灯
6. ホームエレベーター
7. コードレス・インターホン
8. ハンズ・フリー・ドライヤー
9. 高さ調整式シャワー
10. 大型空気清浄機
11. 暖房乾燥機能付き浴室 |
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