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これからは開放的なキッチンが主流
〜明るくて清潔、効率的に作業ができるキッチンづくりを!〜
アメリカの住宅は、キッチンを重視したつくりになっています。単にスペースが広いというだけでなく、開放的で、家族が一緒に調理を楽しみながらコミュニケーションをとる場にもなっているのです。共働きが多いアメリカで広く快適なキッチンが必要なら、日本ではもっと重視されても良いのではないでしょうか。本来、日本のキッチン=台所は「かまど」と「流し」の世界で、どちらかといえば隠れたスペースでした。しかし最近ではこの考え方がずいぶん変わってきています。

奥様と家庭のニーズを整理する
まず主役である主婦の希望や夢、従来のキッチンの問題点などを整理します。次に、家族のニーズと夢を整理しイメージをつくります。さらに、リビング、ダイニング、主婦のコーナーとの関係と使用目的を確認し、具体的なプランに落とし込みます。

キッチンのタイプを検討
 オープンタイプ
 ダイニング、リビングとつながった開放型のキッチンで、会話重視タイプ。
 セミオープンタイプ
 機能性と解放性を兼ねたタイプ。
 クローズドタイプ
 独立型で、落ち着いて本格的調理が可能。ダイニング等に臭いも流れません。

動線とレイアウト
日本の場合、広すぎて動線が無駄だという例は少ないようですが、収納の配置がよくないと、動線が複雑になりますので注意が必要です。

レイアウトのタイプ

これからのキッチン計画のポイント
1. 窓から外の景色が眺められたり、天窓からの採光や照明の配置に配慮した、開放的で明るいキッチンをつくる。
  2. 自動給排気、エアコン、生ゴミ処理機、食器洗い機、清水器などの快適化システムの導入を検討する。
  3. どこに何があるのかが分かりやすく、使いやすさに配慮して家族の家事協力が得られるキッチンをつくる。
  4. 買い置き(週末のまとめ買い)ができる収納スペースを確保する。
  5. ゴミ分別対応の検討。
  6. 抗菌処理、タイル・ステンレス素材、裏周り湿気・ホコリ・害虫除けなど清潔さを保つ工夫をする。
  7. ワークトップ(天板)の高さが調整できたり、調理台下に椅子が入る等、加齢に対する機能も考慮する。

あると便利な設備
1. 強制給排気ファン+深型レンジフード
2. 足元温風機、床暖房
3. ゴミ分別ボックス
4. ハロゲンレンジ、電磁調理器(高齢者安全)
5. スリムタイプ食器洗い機、清水器
6. カメラ付きホームセキュリティ(電気・ガス監視)

体感による設計準備
*従来のキッチンを実験台に動作研究をしてみるとよいでしょう。ワークトップの高さ(平 均的肘の高さ95cm)、吊り戸棚の高さと奥行き寸法、水洗蛇口の高さ、調理器具の配置、レンジの高さ(ガス台を低く等)、電化製品の種類と配置などを検討します。
* 一般のモデルハウスでは、実際の生活現場は体感できません。例えば中華料理が好きか、和食好きか、手作りケーキ派かで調理器具が違うからです。新商品の情報収集や全体のレイアウトの参考にしてみてください。
* 共働き家庭は夜間に調理と食事をする機会も多いので、手暗がり、殺菌灯、局部照明、でき上がり具合の見やすさ、全体の雰囲気等、夜の照明実験をしておくとよいでしょう。

キッチンの使用経験から改善点を整理する(キッチン研究会から)
1. 基本的にはすべて仕舞える方がよい(調理器を見せると言うのは最初だけ)。
2. 油は驚くほど広く飛び、油分がホコリを吸い付けるので注意が必要。
3. システムキッチンの内装はステンレス等が清潔。
4. キッチンの壁紙は掃除しやすい素材を使う。
5. 野菜・食材ストッカーの決定版はない。
6. 電源コンセントはあらゆる方向に付けるのが便利(タコ足配線防止)。
7. ワゴンや折り畳み棚等を利用し配膳スペースを工夫する。
8. システムキッチンの再検討(ビルトインタイプの器具別寿命差とアフター問題)。
9. これからはゴミ処理も課題。
10. ユーティリティ・主婦コーナーがない場合は、キッチンにすべての機能を配置する。
11. 外が見える窓、天窓は快適さにつながる。
12. エアコンは必需品。