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| 省エネ住宅は、単にライフサイクル・コスト(一生にかかる住宅維持費)の節約だけが目的ではありません。政府や住宅金融公庫の条件を見ても分かるとおり、21世紀の地球的課題は環境保護です。いくら立派な住宅ができても、人間が住める環境が破壊されたのでは何の意味もありません。これからは、環境保護に少しでも役立つ住まいづくりが必要です。 もともと日本の住宅は高温多湿対策として、夏は開け放ち、冬は囲ったものです。特に夏の湿気対策が重要で、断熱ばかり考えていると木造住宅の寿命を縮めます。 |
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省エネ住宅と環境保護
一口に省エネ住宅といっても、省エネの機能にはいろいろなものがあります。
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1. CO2が排出されないクリーンエネルギーの活用
(太陽光発電システム・熱・風力発電等)
2. インバーター等の省電型家電機器、照明器具の活用
3. 住宅全体を断熱化して、外部の寒暑を防ぎ、室内の冷暖房効果を高める |
住宅の断熱
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1. 断熱材の活用=科学繊維・ガラス繊維シート、
ウレタン等の吹き込み・ボード。
2. 空気層による断熱=内外層の間隔を大きくとる。
複層ガラスを使う。 二重窓等。
3. 工法による断熱=各種認定工法がある。
(現状では性能や工事力に差 がある) |
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夏の省エネと冬の省エネ
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夏の省エネ
1. 夏の風は南から取り入れて北側に逃がすため、北側に抜け道が必要です。昼と夜の温度差が大きい内陸型気候地域は、夜間の冷気を活用します。また、熱い空気は上に溜まりますので、上部に換気口を設け熱気を逃がす工夫も必要です。
2. 外壁と内壁の間の温度を調節(南側の熱気を遮断、北側の冷気を循環)するほか、屋根上の緑化(屋上にツタや植物を植えて温度を下げる)も効果的です。
3. 日除けテント、カーテン、ブラインドの活用による太陽熱の遮蔽、ルーバーウインドウの活用なども工夫してみてください。 |
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冬の省エネ
1. 南側の採光を十分に取る設計をし、南側の直射日光から取った熱を蓄熱する床材料、カーペットを活用します。
2. 断熱雨戸、断熱サッシ、二重窓、断熱カーテンを活用して、隙間風の遮断、六方すべての断熱(屋根裏・床下・四方壁・窓)を行います。
3. 家中に暖気が環流する空調システムの検討とともに、屋根裏の温度差による結露に注意(暖気が 屋根裏に抜けて冷気に当たり結露)します。
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高気密と高断熱
高気密
高気密とは、いかに隙間を小さくするかということです。それによって暖気や冷気を逃がさないようにすれば省エネになります。建築工事で気密をよくするのは比較的簡単ですが、問題は快適性です。特に換気に気をつけないと、汚れた空気が室内にたまったり、酸欠になることもありますから強制換気装置が必要です。換気扇はロスナイ型のような熱エネルギーの損失を少なくするタイプが有効です。
高断熱
高断熱とは、室内と室外の熱伝導をいかに小さくするかが課題です。断熱するには、断熱材、空気層を設けることにより、内気と外気を遮断します。断熱サッシも室内側と室外側の素材の間に断熱層を設けますので、熱の伝導を遮断します。湿度の高い日本では、断熱工事には外壁と内壁の間、屋根裏、床下等の通気が大切です(地域と季節によって通気を止めるシステムもあります)。
太陽光・太陽熱の活用
パッシブソーラー
太陽熱以外のエネルギーを使わずに、屋根、壁、床等で太陽熱を受け、コンクリート等に蓄熱したり、水や空気の流れや温度をコントロールする方法です。
アクティブソーラー
太陽光発電、太陽熱温水器・暖房機等の機械設備を積極的に利用する方法です。
政府の公庫融資省エネ優遇策=環境共生住宅割当融資
・省エネ断熱構造工事(開口部含む)=100万円
・省エネ断熱構造工事(開口部除く)= 50万円
・省エネ型設備設置工事 =150万円
・自然エネルギー活用住宅工事 =150万円
平成11年3月現在
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